芸術と憲法を考える連続講座

国会の衆参両院で改憲勢力が3分の2以上を占め、本来であれば憲法に縛られるべき存在の政権が、改憲に向かい前のめりに進み始めている今、国民投票が発議されるのではないかとの危惧が、いよいよ現実味を帯びています。

 

そこで藝大有志の会では、このたび《芸術と憲法を考える連続講座》をスタートし、地道な学習会を重ねていく運びとなりました。ちょっと大変かもですが、本気モードの月1回ペースで、多彩なアーティストや言論人、第一線の研究者などにご登壇いただく計画です。 

 

主催 東京藝術大学音楽学部楽理科 

共催 自由と平和のための東京藝術大学有志の会

後援 日本ペンクラブ
会場 東京藝術大学上野キャンパス 音楽学部5号館1階109教室  

(台東区上野公園12-8)
参加費無料・事前予約不要 どなたでもご参加頂けます。

《芸術と憲法を考える連続講座》準備編、講座の報告、有志の思いなどを綴った頁有志のブログ
講座案内pdfこちらからダウンロードできます。是非ご活用下さい。

東京藝術大学《芸術と憲法を考える連続講座》Facebookページ

《 2019年2月までの講座案内 》


《芸術と憲法を考える連続講座》第10回(2018年10月)〜 第14回(2019年2月)の講座を紹介するチラシ(A4両面カラー)ができました!!

 

ご活用頂ける方は、必要枚数・送付先をご連絡頂ければ、すぐお送りいたします。

(使用期日ある場合、いつ使用するのかも合わせてお知らせ下さい)事務局

 

「画像ダウンロード」頁より高解像度JPGファイルが自由にプリントアウト頂けます。是非ご活用下さい。

 (企画内容は2019.8.15現在のものです。会場都合その他のやむを得ぬ理由で予告なく変更の場合もございます。予めご了承下さい。) 


次回10月29(月)予告

 

芸術と憲法を考える連続講座 第10回

 

 原発なき地球へ  戦争なき世界へ

-出て、見えた日本 来て、知った日本-

 

 

ポップス系ヴァイオリンの先駆者としてつねに平和への思いを世界に発信し続ける金子飛鳥と、チェルノブイリ原発事故で故郷を追われたウクライナの歌姫ナターシャ・グジーがともに語り、歌い、奏でる未来への手がかり。♪ 演奏予定曲目「木漏れ日のなかで」(作曲=金子飛鳥)

[日時]    2018年10月29日(月18:30-21:00 (開場18:15)

[会場]    東京藝術大学 上野キャンパス 音楽学部 5号館1階 109教室
[対談と演奏] 金子飛鳥(ヴァイオリニスト・作曲家)

                    ナターシャ・グジー(歌手・バンドゥーラ奏者)


 入場無料、申し込み不要。どなたでも参加できます。


 

 

金子飛鳥(かねこ・あすか)

4歳よりヴァイオリンを始め、東京藝術大学にて学ぶ。これまでに世界50ヵ国で公演。ヨルダン・パレスティナ公演の体験、10年前のアメリカ移住により、改めて日本の平和憲法『戦争の放棄』の尊さ、銃のない社会の有難さを肌で実感。<Aska strings>主宰、<本・つながる・未来project>主宰、<No Nukes Gig>実行委員。現在アメリカ在住。

 

 


                撮影/ 広河隆一

 

ナターシャ・グジー(Nataliya Gudziy) 

 

ウクライナ出身。6歳の時、チェルノブイリ事故により原発から3.5キロで被曝、故郷を失う。8歳でバンドゥーラを始める。2000年より日本での本格的な演奏を始め、音楽を通して原発なき社会と平和を訴え続ける。その活動により日本政府より外務大臣表彰を受ける。<Peace on wing>主宰、<No Nukes Gig>実行委員。現在日本在住。




芸術と憲法を考える連続講座

2018年夏までのラインナップ

 

憲法ってなんだろう?9条はなぜ作られたの?

芸術や言論表現活動に、私たちの暮らしに、それはどう関わるの?

                                        〜藝大生と市民がともに学び考えるための《連続講座》です〜

                                              藝大生も一般市民も、どなたでもご参加いただけます(入場無料、事前申込み不要)。

 

主催 東京藝術大学音楽学部楽理科

共催 自由と平和のための東京藝術大学有志の会

後援 日本ペンクラブ

会場 東京藝術大学上野キャンパス音楽学部5号館109教室

※お問合せは、kenpou.geidai@gmail.comまで

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《芸術と憲法を考える連続講座》 第1回

どうなるの?表現の自由と憲法

20171218日(月)18:30ー21:00
クロストーク/ 中島京子(作家)  田崎基(神奈川新聞記者)

会場  東京藝術大学 上野キャンパス音楽学部 5号館 4401教室

 

 

芸術と憲法を考える連続講座,第1回講座案内,「どうなるの?表現の自由と憲法」,中島京子さんと田崎基さんのクロストーク,

 

 言論・表現の危機が叫ばれるようになり久しい今の日本。芸術家は、市民は、これとどう向き合えばいいのでしょう?そもそも日本国憲法はどうして作られたのか?憲法改正論議の問題はどこにあるのか?

 

作家・中島京子さんは、代表作『小さいおうち』で直木賞受賞、本作は山田洋次監督で映画化もされました。発表する作品すべてがさまざまな賞を総なめにしている中島さんは、新聞各紙に凛とした筆致で舌鋒鋭いコラムを書かれることでも知られます。

神奈川新聞記者・田崎基さんは、同紙上でつねに話題を呼ぶ連載記事「時代の正体」の主筆として活躍される、第一線の若いジャーナリストです。


         *このイベントは終了しました。




《芸術と憲法を考える連続講座》 第2回

日本国憲法は希望 

~芸術家も法律家もいっしょに考えよう

 

 2018年125() 18:30-21:00
講師 白神優理子(弁護士)

会場 東京藝大上野キャンパス音楽学部5号館1階109教室

「憲法を学ぶことで弁護士になることを決意した」という若手弁護士の白神優理子さんによる講演の後、参加学生と白神さんが縦横無尽に語り合いました。


 白神優理子さん(弁護士),

白神優理子(しらが・ゆりこ)

弁護士。厚木米軍基地の近くに生まれ育ち、幼い頃より米軍基地に関心をもつ。

高校在学中、高校生平和ゼミナールを中心とした平和運動に取り組む中で、弁護

士を志す。立命館大学法学部に入学し立命館大学9条の会を立ち上げて活動。中

央大学法科大学院で大学院生9条の会に参加。司法修習地は米軍基地の多い沖縄

県那覇市。2013年12月弁護士登録。現在、八王子合同法律事務所所属。横

田基地騒音公害訴訟、原爆症認定訴訟、はたらく者の権利に関する解雇・賃金不

払い・年金請求・過労死事件等多数担当しつつ、全国で憲法・労働法制などの講

師活動をおこない、講演回数は3年間で約200回近い。著書「弁護士白神優理

子が語る『日本国憲法は希望』」(平和文化)など。


 

 

*このイベントは終了しました。


《芸術と憲法を考える連続講座》 第3回

美術館と表現の自由 ー戦後・現代美術からの問い
クロストーク・学芸員

武居 利史「美術館における『表現の自由』-新海覚雄展の例にもふれて」

成相 肇「パロディと杓子定規」

 

2018215日(木)18:30-21:00

 会場 東京藝術大学 上野キャンパス音楽学部 5号館 1109教室

芸術と憲法を考える連続講座,美術館と表現の自由,共催 自由と平和のための東京藝術大学有志の会,

近年、各地の美術館で、作品が撤去されたり、公開に制限が加えられる等、展示に関する規制が度々問題となっています。政治的であるとの理由による自主規制も少なくなく、事実上の「検閲」ともいえるため、こうした傾向に美術関係者が抗議する等、憲法で保障された「表現の自由」を擁護しようとする動きも見られます。

 

しかし、複製技術の発展した現代、他の著作物を利用したパロディ等の自由な表現をめぐっては、他の表現者の権利と衝突するケースも少なくありません。表現活動そのものを委縮させるような政治的な動きも加速しており、鑑賞者の「知る権利」の行方が気になります。

 

 戦後美術史にも詳しい二人の美術館学芸員のレクチャーを通して、「表現の自由」の現在について考えます。

 

 

                                                 


武居 利史

1968年生まれ。府中市美術館学芸員・教育普及担当主査。公立美術館の開設準備に携わり、2000年の開館以来、現代美術の企画展、公開制作やワークショップなどの教育普及プログラムを手がける。主に社会運動と美術の関係を研究し、2016年には戦後の平和運動や労働運動で活躍した画家を発掘した展覧会「燃える東京・多摩―画家・新海覚雄の軌跡」が話題となる。1994年より「しんぶん赤旗」などに美術評論を執筆、2005年より『前衛』に「文化の話題・美術」連載。1993年東京藝術大学芸術学科卒。

成相 肇

1979年生まれ。府中市美術館学芸員を経て、2012年から東京ステーションギャラリー学芸員。戦後日本のアヴァンギャルドを研究対象の中心にしながら、文化横断的な展覧会を企画。主な企画展に「石子順造的世界―美術発・マンガ経由・キッチュ行」(府中市美術館、2011-2012年、第24回倫雅美術奨励賞)、「不幸なる芸術」(switchpoint、2011年)、「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい」(東京ステーションギャラリー、2014年)、「パロディ、二重の声」(同、2016-17年)など。



*このイベントは終了しました。


《芸術と憲法を考える連続講座》 第4回

戦争と地続きの国に暮らして 
 ~世界を駆ける演奏家が語る戦争と平和~

 2018319日(月)18:30-21:00
お話と演奏 中村功(打楽器奏者) 

世界的な打楽器奏者の中村功さんが、30年余にわたるドイツでの生活を通して肌身に感じてきた戦争の悲惨さと、ひとりの音楽家としてそこにどう向き合ってきたかを語ります。

聞き手は、芸大在学中から中村さんと親交の深い2人の打楽器奏者、中谷孝哉さん&幸子さん。この日は特別に、中村さんの演奏も予定しています。さらには参加者全員でのセッションも?——皆さんで平和への想いを共有しましょう!

 

会場 東京藝術大学 上野キャンパス音楽学部 5号館 1109教室

 

 

中村功(なかむら・いさお)

打楽器奏者、カールスルーエ音大教授

 

1958年、大阪生まれ。81年東京藝大、89年フライブルグ国立音大卒。これまでにシュトックハウゼン、ノーノ、ケージ、細川等の作曲家の多くの作品の初演、またソリストとしてケルン放送響、バイエルン放送響、シュツットガルトオペラ管、RAIイタリア放送響ほか、数多くのオーケストラと共演。04年イシハラホール公演「三井の晩鐘」にて第4回佐治敬三賞ほか、受賞も多数。92年よりカールスルーエ国立音大教授。

 

聞き手:

中谷幸子(なかたに・ゆきこ)

東京藝大卒業。打楽器奏者。原発事故後、政治に無関心ではいけないと、日々模索し行動する。

中谷孝哉(なかたに・こうや)

東京藝大大学院修了。21年余、新日本フィル団員。第1回日本管打楽器コンクール1位。武蔵野音大教授。
                                                                   ※このイベントは終了しました。



《芸術と憲法を考える連続講座》 第5回

安倍改憲と表現の自由 

2018年4月25日(水)18:30 - 21:00 

講師 山田健太(専修大学教授)
 

戦後、言論・表現の自由が保障されてきた日本。今、その自由が揺らぐ中、憲法改正論議が始まっている。市民不在の改憲はどんな社会を生み出すのか?公権力・メディア・市民の関係の検証から、その答が見えてくる。

 

会場 東京藝術大学 上野キャンパス音楽学部 5号館 1109教室

山田 健太(やまだ・けんた)
1959年生まれ。専修大学人文・ジャーナリズム学科教授、専門は言論法。日本ペンクラブ専務理事。放送批評懇談会、自由人権協会、情報公開クリアリングハウスなどの各理事を務める。著書に『放送法と権力』(田畑書店、2016年)、『見張り塔からずっと 政権とメディアの8年』(田畑書店、2016年)、『法とジャーナリズム 第3版』(学陽書房、2014年)、『言論の自由 拡大するメディアと縮むジャーナリズム』(ミネルヴァ書房、2012年)など多数。毎日新聞、東京新聞、琉球新報にコラムを連載中。

※山田先生への質問コーナーに、楽理科、声楽科、彫刻科の学生が登壇し、「表現の自由」をめぐり活発な議論が交わされました。
             



※このイベントは終了しました。



《芸術と憲法を考える連続講座》 第6回

知ってますか?作文・美術教育が罪とされた時代

 2018年5月19日(土)14:00 -16:30
講師 佐竹直子(北海道新聞記者)

治安維持法下の日本で、多くの若い国語教師、美術教師、美術部の学生らが逮捕された、北海道綴方教育連盟事件、生活図画事件とは? 治安維持法の再来ともいわれる特定秘密保護法・共謀罪法が成立し、政府・与党主導の憲法改正までが叫ばれる今、私たちは歴史から何を学ぶのか?

 

熊田満佐吾作「測量隊の話」


佐竹 直子
1966年釧路市生まれ。NHK釧路放送局などを経て北海道新聞釧路支社報道部記者。緻密な取材をもとに2013年11月から北海道新聞夕刊釧路根室版に31回にわたり連載した企画をまとめた著書『獄中メモは問う 作文教育が罪にされた時代』(北海道新聞社、2014年)で2015年度日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞)、地方出版文化功労賞を受賞。

※同時上映 短編ドキュメンタリー
《伝える、伝わる~生活図画事件の証言》
(制作: 旭川工業高校KBS旭工放送局、全映協グランプリ2015学生部門優秀賞ほか多数受賞)

      ※このイベントは終了しました。



《芸術と憲法を考える連続講座》 第7回

へいわってすてきだね 

      ~沖縄のゆうき君とぼくの絵本作り~

 

2018年6月22日(金)18:30 -21:00
お話 長谷川義史(絵本作家)

         へいわって なにかな。
         ぼくは、かんがえたよ。


今日6月23日は、沖縄慰霊の日。激しい地上戦が戦われ、追い詰められた住民らが集団自決を余儀なくされるなど、島民の4人に1人が命を奪われたという。その沖縄へ思いをはせつつ行われたこの日の講座。絵本作家の長谷川義史さんが、沖縄・与那国島の少年が書いた詩に絵をつけた『へいわってすてきだね』などを読み聞かせながら、やさしい言葉で平和への思いをたっぷり語ってくださった。

 

 会場 東京藝術大学 上野キャンパス音楽学部 5号館 1階 109教室

  

長谷川 義史 (はせがわ・よしふみ)
1961年、大阪生まれ。独特のタッチとユーモアあふれる作風で、社会性のあるテーマの絵本作りに取り組む。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇、2007年)で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。『へいわってすてきだね』(詩・安里有生、ブロンズ新社、2014年)でMOE絵本屋さん大賞第1位、リブロ絵本大賞第2位など受賞。ほかの作品に『8月6日のこと』、『おへそのあな』など多数。


 

 ※このイベントは終了しました。



《芸術と憲法を考える連続講座》 第8回

「ナチスの手口」と芸術 

 

2018年7月24日(火)18:30 - 21:00
講師 石田勇治東京大学教授)

 

憲法改正にナチスの話を持ち出し「あの手口、学んだらどうかね」と麻生副総理が発言してから5年。今、政権党の主導で改憲への動きが急速に本格化する中で、九条をめぐる論議とならび浮上しているのが、緊急事態条項の追加である。ワイマール民主制は、ナチ党の台頭をなぜ防げなかったのか?全権委任法とは何か?芸術家たちはどう生き、行動したのか?

 

 会場 東京藝術大学 上野キャンパス音楽学部 5号館 1階 109教室

 

石田 勇治(いしだ・ゆうじ)

1957年、京都市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はドイツ近現代史。マールブルク大学Ph.D取得。ベルリン工科大学客員研究員、ハレ大学客員教授を歴任。主な著書に『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書、2015年)、『ナチスの「手口」と緊急事態条項』(集英社新書、2017年、長谷部恭男氏との共著)、『過去の克服 ヒトラー後のドイツ』(白水社、2002年)など多数。

 

※このイベントは終了しました。

 



《芸術と憲法を考える連続講座》 第9回

イメージする。表現する。行動する。

      −核兵器のない世界へ−

 

2018年8月20日(月)15:00 - 17:30
会場 上野キャンパス音楽学部 5号館 1階 109教室

              クロストーク

川崎哲「ぼくたちは世界をどう動かすか」

岡村幸宣「核の脅威と対峙する芸術」

 

 国連で核兵器禁止条約が採択され、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞するなど、被爆者らの悲願であった核廃絶に、いま現実的な希望が生まれている。北の核ミサイル危機や福島原発の惨状も続くなかで、市民は、若者は、芸術家は、どんな役割を果たせるのだろう?


川崎哲(かわさき・あきら)

1968年、東京生まれ。東大法学部在学中より、平和活動や人権活動に従事。現在、NGOピースボート共同代表。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)では副代表など歴任し、2014年から国際運営委員。日本の被爆者とともに国連の核兵器禁止条約採択に向けた運動を強め、ICANの2017年ノーベル平和賞受賞に貢献した。著書に、『新版 核兵器を禁止する −条約が世界を変える』(岩波ブックレット、2018年)、『核拡散−軍縮の風は起こせるか−』(岩波新書、2003年)など。

岡村幸宣(おかむら・ゆきのり)

 

1974年、東京生まれ。東京造形大学造形学部比較造形専攻卒、同研究科修了。2001年より原爆の図丸木美術館学芸員として勤務。丸木位里・俊夫妻を中心に、社会と芸術表現のかかわりについての研究、展覧会の企画などを行っている。著書に『非核芸術案内』(岩波ブックレット、2013年)、『《原爆の図》全国巡回』(新宿書房、2015年、第22回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞)など。



*このイベントは終了しました。

※講座案内pdf→画像ダウンロードのページからお手元に届きます。是非ご活用下さい。