DEMOCRACY STRIKES BACK

立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い
                  2015年12月17日@大隈講堂

藝大有志の会は連帯出演をし、学徒出陣で戦地に死んでいった学生達に捧げられた鎮魂歌《リベラ・メ》を初上演しました。

 

作曲・ピアノ伴奏 徳山美奈子

ソプラノ 星 美智子

ソプラノ 藤井 あや

バリトン 春日 保人

   現在このイベントは終了しています》

       12月17日は早稲田集会へ!藝大有志の会が音楽で連帯!!

 安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志、会及び早稲田大学シティズンシップ研究所共催の企画へ

自由と平和のための東京藝術大学有志の会が出演します!
日  2015年12月17日(木)

時  18:15~20:30 開場17:30 

場所 早稲田大学大隈記念大講堂

 

『リベラメ(Libera Me)』初演を知らせるポスターに添えた写真は、ハチ公前広場に林立した藝大、武藏美、多摩美ののぼり(週刊金曜日11月20日号表紙)。

詳細は、安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会HPまで。 

         イベント後記

1,500人の聴衆で立ち見が出るほどの盛況だった早稲田の大学人たちの集会に、自由と平和のための東京藝大有志の会が連帯出演。

この夜、作曲者徳山美奈子さんによるピアノ伴奏で初演された《リベラメ》は、学徒出陣で戦地に死んでいった学生達に捧げられた鎮魂歌だ。大学生たちは、国家による命令で勉学を中断して卒業年次を早めさせられ、兵隊に取られていった。

若者達がそんな悲惨な思いをする社会に後戻りさせることは、もう二度と許してはならないと、結集した大学人たち、芸術家たちは、一人一人皆が強い決意をもって、安倍政権が進める戦争国家作りに抵抗の意思表示をしている。あの強行裁決後も、ぼく達の決意は少しも揺らぐことはない。

しかしあの強行採決で、日本がファシズムに向かい大きく歯車を回転させた瞬間を目にしてからというもの、ぼくはテレビを見ても、音楽を聴いても、心から楽しめない。大好きなバッハの音楽を歌うことすら、何だかそらぞらしいような気がしてしまっていた。芸術は決して政治的アピールのために存在するものではないけれど、社会がファシズムに向かっている時に、芸術がそれを食い止める力を発揮しえないのだとしたら、その芸術とは何なのだろうと、ひそかに悩む日々だった。でも芸術にはこんな力もあるのだということを感じさせてくれたのが、この夜の《リベラメ》の演奏だった。藝大有志の会として、素晴らしい作曲家、ソリスト達と、この企画に携わることができたことを、ぼくは誇りに思う。

早稲田の学生たち教職員たちの連携は見事だった。講堂のロビーに集まり、てきぱきと仕事を分担し準備する手際のよさ、一致結束した様子を目の当たりにしたら、胸がいっぱいになり涙がこみあげてきた。ぼくも紫色の早稲田の腕章をさせてもらい夕べはその一員として、集会で写真撮影をして歩いた。

終演後の打ち上げで、民主党の福山参議院議員とじっくり意見交換する機会があった。9月19日未明の国会でのあの演説で、多くの人が福山さんの真摯な姿勢に惚れ込み、ぼくたちの信頼の絆は深まった。でも今は野党共闘の道を、さまざまな紆余曲折はあっても、とにかくしっかり日本じゅうで築き上げてもらわなくては困るとの強い思いを、伝えずにはいられなかった。(12月18日H.K.寄稿)

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種目:当座  口座番号:0514131

口座名:自由と平和のための東京藝術大学有志の会

                          集会全容の記録動画

                        (《リベラメ》の演奏は1:13:15から)