《芸術と憲法を考える連続講座》 第3回 NEWS

美術館と表現の自由 ー戦後・現代美術からの問い
クロストーク・学芸員

武居 利史(府中市美術館 学芸員)

成相 肇(東京ステーションギャラリー 学芸員)

2018215日(木)18:30 (開場18:15 

 会場 東京藝術大学 上野キャンパス音楽学部 5号館 1109教室

芸術と憲法を考える連続講座,美術館と表現の自由,共催 自由と平和のための東京藝術大学有志の会,

近年、各地の美術館で、作品が撤去されたり、公開に制限が加えられる等、展示に関する規制が度々問題となっています。

 政治的であるとの理由による自主規制も少なくなく、事実上の「検閲」ともいえるため、こうした傾向に美術関係者が抗議する等、憲法で保障された「表現の自由」を擁護しようとする動きも見られます。

 

しかし、複製技術の発展した現代、他の著作物を利用したパロディ等の自由な表現をめぐっては、他の表現者の権利と衝突するケースも少なくありません。表現活動そのものを委縮させるような政治的な動きも加速しており、鑑賞者の「知る権利」の行方が気になります。

 

 戦後美術史にも詳しい二人の美術館学芸員のレクチャーを通して、「表現の自由」の現在について考えます。